2008年1月

家からほど近くに女医がいる婦人科クリニックを見つけた。やはり子宮筋腫だった。しかし、エコーだと正確にわからないのでMRIを撮ることになった。その病院には設備がないので違う病院に行かなければならなかった。今思えばこれは執行猶予みたいなものだった。まだ手術のことや自分の子宮の状態がよくわかっていなかった。やはり大腸の病気じゃなかったんだ…まあ、手術まで行かなくてもしかしたら薬やなんかで済むんじゃないかな…とくらいにしか思ってなかった。
MRIの画像を見ながら女医さんは淡々と説明した。筋腫がたくさんあり、普通はにわとりの卵大の大きさの子宮が成人男性のこぶし大の大きさになっていること。卵巣も腫れているが、これは問題ないとのこと。手術方法のこと。経過観察のこと。
医者によっても色々考え方はあるが、通常、成人男性のこぶし大という大きさは手術をするか否かの目安になるらしい。手術はそのクリニックでは出来ないからどこでも紹介状を書いてあげるのでじっくり考えて結論を出せばいいと女医さんは言った。自分でもどう考えていたか、どう対処したらいいのかわからなかった。手術なんかは自分にはまったく関係ないことだと思っていたから。でも筋腫は、薬で小さくなったり治ったりすることはなく、閉経まで大きくなり続ける可能性が高いことを聞くと手術をしたほうがいいと思った。そのクリニックのすぐ近くには大きな大学病院がある。腹腔鏡手術で有名だそうだ。王貞治も腹腔鏡で手術し短期間で復帰した。手術するならその方法でしたいと強く思った。大学病院なので、すぐに手術とはいかず、クリニックで以前紹介した人は半年くらい待ったと言われた。それだったらなおさら申し込みは早いほうがいいとすぐ決断し、その場で紹介状を書いてもらった。
手術の決断はしたものの、どうしてこうなったのか、いや、どうしたらいいのか、よくわからなかったのか、何かにつけて涙が出てきてしかたがなかった。母に電話で報告すると、まな板の鯉になるしかないと軽くあしらわれた。