2008月8月2日

私は血管が細いのかなかなか針が刺さらない。下手な人に当たると針を刺したまま中で血管を捜したりするのでとても痛い。輸血部っていうくらいだから、刺すのはなれているのだろうと思っていたけれど、あまり上手くはなかった。最初左手のほうがいいということだったけれど、まったく血管にあたらなくて右手に変えた。ネガティブな気持ちにならないように努力した。右手が成功してほっとした。
テレビをつけてもらってぼーっとしながら血液が袋に溜まるまで待っていた。輸血部の先生は明るい人でテレビのことで話したりしていた。途中、違う患者が1人きたけれど、その人は血圧が高いとやらで血液が取れないと言われていた。
先生が私のところへくると、血液が止まってたらしい。「針が抜けてきたかなー」といいながら針を奥へ刺したようだ。全然痛くなかったけれど、血管細いくせに押し出す力はあるんだと自分の体が不思議に思った。終わったら、血液がぱんぱんに溜まった袋を見せてくれた。名前がちゃんと書いてあるのか確認するのだ。焼肉屋で頼む生レバーにそっくりな色をしていた。特にふらついたりすることもなかった。私は立ち眩みをしょっちゅう起こすけれど、貧血はないのだ。血圧も低血圧までいかない。今までの健康診断ではひっかかったことがない健康体なのだ。ああ、それなのになぜ手術をすることになったのだろうか…。
ネットで仕入れた情報では、自己血は使わない場合は捨ててしまい他人に上げたりできないとあったので、先生に使わない分は捨てるんですよね?というと、ちょっと焦って、捨てるとは言わずに使わないと言い換えられた。商店街などで血液が足りません!という献血の呼び込みをときどき見かける。足りないなら使って欲しいが、いろいろ事情があるのだろうか。自己血は自分自身以外は使わないから、取った血はそのまま輸血するのだ。献血のように病気の検査をしたりや消毒などはしない。そして取った生血液は、2週間くらいしか持たないらしい。
輸血部を出て人気のないフロアを歩きながら、次の次の週には手術は終わっているんだなと想像した。今は普通で元気だけど、2週間後の自分はどうなっているんだろう。と必死に想像しても全然わからなかった。
帰りは入院の予約手続きに行った。いろんな書類を渡され、入院の日に記入して持ってくるように言われ、色々な説明を受けた。一番大事なのは、かかるお金のことー高額医療保険の手続きの仕方や差額ベッドなど。差額がかからないのは6人部屋で、4人部屋だと差額一日6千円もかかってしまう。個室なんて高級ホテル並みの値段だ。もし6人部屋が空いてない場合は、4人部屋になりますがいいですか?といわれた。良くないけど、しょうがない…。
私より2ヶ月前に同じ子宮筋腫で入院手術した友人の市民病院の4人部屋は差額なしだった。その友人と話していると、病院によって本当に色々違うことがわかった。自分にあったいい先生に当たり、設備が整ってたりコストや方針が自分に合っている病院を見つけることは奇跡だと思う。入院してみなきゃ絶対にわからない。いくら設備がよくても先生と合わなければ何もならない。とても難しい。