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2008年8月14日

相変わらずどこが痛いかしんどいかわからない状態だった。食事は少しでもしたほうがいいと言われたけれど、食べ物を見るのも嫌だった。ほとんど寝ていた。隣の人はますます激しく咳き込んでいた。腹腔鏡手術でお腹を切っていないのか、思いっきり咳ができるようだった。とくに夜中寝ているとき上方向に体ごと思いっきり咳き込んでいた。そのうち、隣の人が咳込むたびに私も咳がでてきた。軽い咳でもかなり傷口に響く。隣の人のように痰を切るような咳は絶対できない。それがわかっているのでイライラが増してきた。
朝、お腹を見ると、へその横がぷっくりと膨らんでいた。しこりがあるわけではないが、反対側はやわらかくとくに膨らんでいない。気になったので看護師さんに言うと、先生が診てくれた。念のためにレントゲンを撮りましょうということで、1人で歩いてレントゲン室まで行った。点滴を押しながら歩くのも慣れた。まだ面会時間でもないのにエレベーターは相変わらず混んでいた。
借りている病院着は週に何回か着替えを持ってきてくれる。新しいのに着替えるときに、お尻に血がついているのに気づいた。ナプキンにはついていなかったのですべて漏れたわけだ。これは生理の血というより、手術したら大体出血するらしい。エレベーターに乗ってた人全員に見られたわけで、すごく恥ずかしかった。市民病院で手術した友達は手術時は紐のふんどしみたいなのにナプキンをつけたものを着用させられたらしい。術後気がついたら、もちろんナプキンなんてちゃんとした位置になく、何の意味があるんだと思ったそうだ。ナイト用をつけているけれど、ずっと寝ていて体を動かすのも一苦労なのでナプキンのずれもわからないし…。ベッドも汚れてるはずだけど、気付かなかった。それどころじゃなかった。
横向きでベッドに寝ていたら、腰に手を置いて揺らされた。外来で見てもらっている主治医の先生だった。毎日初めてのような人ばかりに会っているので、精神的にほっとした。おへそのよこのぷっくりは大丈夫といわれた(特に根拠は教えてくれなかったけれど)。
とにかくしんどくて、ずっと寝ていた。いくらでも寝ることが出来た。途中母が見舞いに来てくれたけれど、寝るんだったら帰るとさっさと帰ってしまった。
夜になると、隣の人はますます咳をするようになった。私は口にタオルをあてて水を飲んで喉を湿らせることで予防しようとした。しかし、隣の人が咳をするたびに少しずつ私も咳が我慢できなくなっていった…。