コラライン


観る前に批判的なレビューも目についたので期待せずに見た。3Dにもあまり興味なかった。
3D用のメガネはスクリーンで今からつけてというアナウンスがある。そのあとにアリス・イン・ワンダーランドの予告編が流れたのだけれど、落ちて行くところ、小さくなるところ、飛び出すところ、すべてが快感だった。
幼い日、雑誌(学研?)にあった立体メガネを作って飛び出す絵を見た時、ディズニーランドで3D映画を見た時の興奮を思い出した。飛び出するとわくわくするのはなぜなんだろう。

私はこの映画を見て、さみしい気持ちに付け込まれるなという作者のメッセージを受け取った。つまらない言い方になるが、地に足をつけろとか、身近にある大切なものを忘れるなということだとも思う。さみしい気持ちの時に微笑みを浮かべて(でも目は笑っていない)すり寄ってくる人なんてろくなもんじゃない。自分の目でちゃんと見極めないといつの間にかボタンの目になってしまう。笑うことも泣くこともない。うまい話を持ってくる人に会ったら、頭の中で相手の目をボタンに変換することにしよう。私は悲しいことも辛いことも見えない代わりに楽しいことや美しいものを見られないボタンの目にはなりたくない。

備考:私は3Dがあまり評判の良くない六本木ヒルズのTOHOシネマで見ました。3D初体験の私には3D自体は満足でしたが、メガネが汚れで曇っていて見えにくかったです。映画の途中でハンカチで何度か拭いたのですが、暗いので汚れがとれたかどうかわからないんです。終わって明るくなったときにみたら全然きれいになっておらずかなり汚れていました。なので、液体のメガネクリーナーを持って行ったほうがいいかもしれません。それできれいになるかは試していないのですが…。というか、映画館側に汚れをきれいに落としておいて欲しいものです。