CGと現実


先週は、香港に旅行していた。その帰国便の中で「ヒア アフター」を見た。
まさか、1週間後に本物の津波を見るとは思わなかった。
高台で、自分の町が、さっきまで生活していた家が、流されていく様子を眺めていた人の顔は、悲壮ではなかった。冷静とか唖然と言うより、目の前の出来事が現実に起こっているのかが理解できない感じに見えた。その場にいたら私もきっとそうなると思う。悲しみはあとからやってくると思う。
私は映画で使われるCGが好きになれない。どうしてもチープに感じる。でも、リアルの津波は、CGのようだった。津波や大きな災害なんかは、CGの中だけだったらいいのに、とお花畑なことを思ってしまう。
文字通り一瞬で町がなくなってしまった。もし私がその場にいたら助かることができなかっただろう。今そこから遠い場所でPCに向かっていても、何も出来ない。ほんの少しの寄付することくらいしかない。そして、月曜日になったらいつもの生活をする。満員電車に詰め込まれて出社し、ストレスをためながら仕事をする。変わらない経済活動をすることで被災地の復興に役に立てばと思う。