買いだめる人々

地震が起こった当日の金曜日にスーパーに行ってから、土・日は外に出なかった。
私の会社は対応が早く4時には退社命令が出たので、自転車通勤の私はなんの苦労もなく5時ごろ自宅近くのスーパーに寄ることができた。いつもより若干人が多いような気はしたが、夕食の準備っぽい人が大半だった。そして週末、コンビニ・スーパーは軒並み商品がないということネットで知った。私が住んでいる地域は停電もなく震災の被害はほとんどといっていいほどない。会社は壁に亀裂が入ったりしていたので、築40年の私のアパートも亀裂くらい入ってるかなあと思っていたのだけれど、まったく無傷だった。
今日、会社帰りにスーパーに行くと、ところどころの棚が空いていた。野菜や魚の近くにある豆腐コーナーがからっぽだった。震災で流通が滞っているのですみませんとの張り紙が貼ってあった。そして、パンと米とインスタントラーメンがすべて売り切れていた。水はビンに入った値段の高いものだけが残っていた。私はそれらを「被災地にまず届けているんだろう」と少しの違和感を抱きつつ思っていたのだが…。このブログを読んでわかった。
http://d.hatena.ne.jp/nakamurabashi/20110313/1299997896
買いだめしてしまう人がいるんだ。もしかしたら、親類が震災地にいて送るためかもしれないが、自分のために買いだめする人はそれより多いような気がする。なぜなら、今は宅配便も震災地向けの荷物は受け付けてないから。神戸の震災のときは、個人的に買って親類縁者に持っていく人も多かった。しかし、私が当時住んでいた大阪の南部は売り切れなんてなかった。
私の母はオイルショックを経験している。今まで、みんなが血眼になってトイレットペーパーを買うのを何度もニュースでみたことがある。当時母は別に買いだめしなかったらしい。それでも全然困らなかったと。
今回は食べ物なので比べられないかもしれないが、集団心理的に同じだと思う。……と覚めた目でみつつ、まったくないのを目の当たりにするとやっぱり買っておくべきなんじゃないかという焦りがでてきてしまうのが怖い。品薄になると予想して金曜日にスーパーにいったとき、あまりにも必要以上に買うと本当に必要な人が困ってしまうから買いすぎはやめようと思っていたはずなのに。なかなか平常心を保つのは本当に難しい。